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「お経読めずとも住職…」経営危機をよそに海釣りの日々…?音信不通・白鳳寺代表の実像に迫る

「お経読めずとも住職…」経営危機をよそに海釣りの日々…?音信不通・白鳳寺代表の実像に迫る

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10,714 回視聴  2022/11/14
白鳳寺の代表。その経歴と暮らしぶりが取材の中で見えてきました。

■利用者:「無責任に答えないできちんと答えてください」「あまりにも杜撰な対応」「腹立たしいの一言ですよね。」「先祖に対しては申し訳ないということだけですね」
利用者からひっきりなしに怒りの声が挙がる、白鳳寺の代表。
その経歴と暮らしぶりの一端が取材の中で、見えてきています。
音信不通となっている白鳳寺の代表。
葬儀関連の運営会社や写真店。
カップル向けホテルの経営など、さまざまな経歴を経て、14年前、白鳳寺の代表役員となりました。
■代表:「私はそういう(宗教が学べる)学校を出たわけではない」「宗教の学校は出ておりません」私たちは御霊堂元町の開業を手助けし、代表をよく知る人物に話を聞きました。
■代表を知る男性VO「お経を読めず、手を合わせられない。それでも宗教法人では住職になる」「霊廟経営だからいいんでしょうけど」「経営がうまくいっていなかったことは一切聞いていない。物を売るのだから経営がうまくいっていないことは弱みになる。だから言わないのだろうね」
宗教家としての経験がないまま納骨堂のビジネスに。
利用者の思いをくみ取った経営は、出来たのでしょうか?
■本吉智彦記者リポート「壁のタイルは剥がれ鉄骨がむき出しのままとなっています。補修はされずネットで覆われたままとなっています」
4年前の胆振東部地震で崩れたということですが、直すことはされていません。
また建物の4階では亀裂が入ったままの階段が。
トイレの一部は水漏れで使えず、ロビーでは雨漏りが起きていたこともわかっています。
■代表:「他の同業の方よりはお金が無いということで・・・」
建物の傷の放置をこう釈明していた代表。
資金繰りの厳しさを感じさせる発言は、他にもありました。
■利用者「役員報酬はいくらもらっていたのですか」
■代表「15万です」
■利用者「嘘だ。それ証明できるものを下さい」
■利用者「お給料は別?」
■代表「いえ、それが全てです」
会見で資金繰りの厳しさをうかがわせる一方、取材の中ではそれを覆す豪華な暮らしぶりが見えてきました。
車が好きだった代表。高級な外車や、大型ワゴン車を乗り回していました。
■本吉記者リポート:「白鳳寺の代表がかつて住んでいた一戸建てです。郊外の閑静な住宅街に建てられています」
代表が2010年から、去年春まで住んでいた札幌市西区の住宅です。
床面積がおよそ330平方メートルもあり、中にはエレベーターもついている豪邸です。
家賃は月30万円でした。
そして代表の自宅となっている一戸建て。
高級住宅街にある2階建て住宅で、駐車スペースは2台分、家賃は月21万円とこちらも役員報酬の額を超えています。
複数の高級車に高額な家賃、実は、これらはすべて白鳳寺の名義で、代表個人としての契約ではありませんでした。
利用者から集めた本来、納骨堂のために使われるべき資金を、自身の生活のために使っていたとみられています。
複数の関係者によると、白鳳寺の経理を担当していたのは代表の妻でしたが、代表が音信不通となったと同時に、姿を消しています。
■近隣住民:「ワンちゃん飼っていました。白い上品なプードル」「夏場はそこに座って奥さんとワンちゃんと談笑してビールじゃないけどなんか飲んでいた」
■本吉記者リポート:「白鳳寺の代表は酒が好きで、友人や仕事仲間らとよく食事に出かけていたということです」
■代表を知る男性VO「代表は気前がいい人。みんなの分を払っちゃう。一緒に焼き鳥店で食事をした時、支払いをしようとしたら、『もうお金は払った』と言われた。そのほかの場所でもおごってもらった」
■近隣住民:「釣りの用具があってしょっちゅう釣りに行かれるんです。ご主人」「魚を捌くのが上手で釣った魚を頂いたりしました」釣りが趣味だったという白鳳寺の代表。
周囲に外国での釣り経験を話すなど、その入れ込み様は相当なものでした。
■坂詰怜記者リポート「道南の上ノ国町です。札幌から遠く離れたこの町に、代表はよく釣りに来ていたということです」
札幌からおよそ300キロ離れた港町。
釣り好きに人気のこの町に、代表は遠路はるばる訪れていました。
■船を貸した男性:
Q最後に来たのは「お盆ぐらい」
Qその時何を釣っていた「マグロだ」「そんなに派手でもないし、普通の人だよ」
代表はこの男性に1万3000円で船を出してもらい、海釣りをしていました。
しかし、今年のお盆は8月は札幌市が白鳳寺に対し、競売にかけられてからも続けていた納骨壇の販売をやめるよう求めた時期と重なっています。
さらに、こちらは9月3日に、白鳳寺の代表が釣りに来たことが書かれたブログ。
札幌近郊の漁師がアップしたものです。
手には大きなヒラメを持って、にこやかに笑う代表の姿がありました。
この前日の9月2日は競売で落札した不動産会社に納骨堂の所有権が移った日でした。
経営に行き詰まり、代表役員として対応に追われる時期に悠々と趣味に興じていたのです。
その後、代表は音信不通となり、多くの遺骨をそのままに、納骨堂は閉ざされました。
利用者の心配をよそに、ただ過ぎていく時間。
裁判所の命令による白鳳寺の退去が、来週に迫っています。

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