自作自演か 「高級ブランドの服がぬれた」とうそをつきクリーニング代請求
自作自演か 「高級ブランドの服がぬれた」とうそをつきクリーニング代請求
142,934 回視聴 2022/11/18
警察車両の後部座席で、マスクをした口元に両手を当てる男。
「高級ブランドの服がぬれた」などと、喫茶店の店員に言いがかりをつけ、現金をだまし取った疑いで逮捕された笠原仁容疑者(61)。
18日朝、検察庁に身柄を送られた。
事件は、2022年6月8日午後4時半ごろ、東京・新宿4丁目付近の喫茶店で起きた。
調べによると、喫茶店を訪れた笠原容疑者は、席に座ると、店員を呼び、「前の客がこぼした飲み物でズボンとジャケットがぬれた」と告げたという。
このクレームに対し、店員は、タオルで汚れた箇所を拭きながら、「クリーニング代を支払います」と回答。
すると笠原容疑者は、「このズボンとジャケットは高級ブランド品だ」と言い残し、喫茶店をいったんあとにした。
そして、およそ1時間後、再び喫茶店を訪れ、クリーニング代を請求したのだ。
再び来店した笠原容疑者は、「クリーニング店に行ってきたので領収書を持ってきた」と店員に伝えた。
その際、笠原容疑者は、自身が偽造したとみられるこのような領収書を店員に提示し、現金3万2,380円をだまし取ったとみられている。
3万円以上のクリーニング代を支払った店側。
しかし、請求が高額だったことを不審に思った店員が、クリーニング店に問い合わせたところ、染み抜きなどクリーニングをした事実はなかったことが判明した。
ズボンやジャケットの汚れはコーヒーとみられ、笠原容疑者自身がわざとこぼしたいわゆる自作自演とみられている。
調べに対し、笠原容疑者は「間違いありません」、「くわしいことは弁護士が来てから話します」などと容疑を認めている。
現場周辺の飲食店では、同様の被害が5件以上、確認されていて、警視庁は、笠原容疑者が同じ手口で現金をだまし取っていた可能性があるとみて、余罪についても追及している。
FNNプライムオンライン
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