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年金65歳まで納付議論開始 支払い5年延長に不安と悲鳴 負担「100万円」増の可能性

年金65歳まで納付議論開始 支払い5年延長に不安と悲鳴 負担「100万円」増の可能性

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64,400 回視聴  2022/10/25
わたしたちの人生設計に、大きな影響が出るかもしれない。

国民年金の保険料を納める期間を5年延長する見直し案の議論が始まった。

老後の生活を支える年金。

しかし、今まさに保険料を支払っている現役世代からは、心配する声ばかりが上がる。

ファッション関係(30代)「もらえないかなって、ぶっちゃけ思っているところもあって、“諦めの境地”」

デザイナー(30代)「受給額はどんどん下がってますよね今。正直、個人年金とかも入ってて、なんとか将来に備えようかなと」

看護師(20代)「払いたくないなって感じ」

この年金制度をめぐり、25日午後、厚生労働省社会保障審議会で年金制度改革の議論をスタートした。

今回、検討が進められているのが、保険料の納付期間の延長。

保険料の納付期間は現在、20歳から59歳までの40年間。

この納付期間を5年延ばし、20歳から64歳までの45年間に延長する案が検討されている。

マーケティング関連(40代)「ええええ~! 信じられない! 払うだけ損...損っていうか。物価も上がっているし、またとられるのって感じ」

もし納付期間が5年延びると、負担額はどれくらい増えるのだろうか。

国民年金の保険料は月額1万6,590円。

延長される5年間で納める総額は99万5,400円。

およそ100万円の負担増となる。

アパレル販売(20代)「100万円多く払うことについて、(100万円)大きいです。100万円あったら旅行したい。(年金)もらえる額は増やしてくれるとうれしいです」

調理師(30代)「100(万円)は簡単に稼げる金額ではない。減るんじゃないかな、少子高齢化といわれているので」

この5年延長案に、現役で働く世代からは悲鳴と不安の声が上がった。

接客業(30代)「自分がもらえるかわからないというその不安もあるのに、また5年払い続けるってなると、ちょっと不安が上乗せになるかなって」

カフェでアルバイト(20代)「見えない将来の不安って感じ。60歳になってからの5年、ちょっと想像できない」

一方で、納付期間の延長は予測していたとの声も。

専業主婦(40代)「そうなるだろうなと思っていました。むしろそうならないと財政破綻って変ですけど、日本がやばくなるんじゃないかなと。仕方がないのかな、イヤイヤですけどね」

納付期間の延長が検討される背景にあるのが、少子高齢化

働く世代が少なくなり、保険料を納付する人数が減ると、年金を支払うための財源も少なくなる。

一方で、年金をもらう高齢者は増えるため、財源の確保が難しい状況になっていくことが予想されている。

2022年度の年金の支給額は、2021年度に比べて0.4%減額された。

国民年金の支給額はひと月当たり259円減り、月額6万4,816円。

2021年度に比べて、年間で3,108円の減額となった。

建設業事務(30代)「どういう仕組み? こっちのもらう金額とかも上がらなきゃおかしいんじゃない? という感じはする。何歳まで働けばいいんだ? みたいな」

マーケティング関連(40代)「なかなかリタイアできないし、わたしの母のような悠々自適に、旅行行ってとか、友達とおしゃれランチしてなんて考えてたけど、全然無理でした」

自分の老後の暮らしをどう守るのか。

居酒屋アルバイト(20代)「今物価も高いし、さらに年金(納付)も延びると生活できなくなっちゃう」

金融業(50代)「(少子高齢化で)しょうがないところなのかなという気持ちもあるけど、自分たちの(納付額が)増えるのは、ちょっと困るなと思う」

変わっていく年金制度の行方に、大きな注目が集まる。

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/