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SOS相次ぐ…オーストラリアで“住宅街浸水” 大雨でダムから大量放水(2022年11月16日)

SOS相次ぐ…オーストラリアで“住宅街浸水” 大雨でダムから大量放水(2022年11月16日)

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88,230 回視聴  2022/11/16
 大雨に襲われたオーストラリアで住宅街が浸水するなど深刻な被害が出ています。川から大量の水が一気に押し寄せてきたため、多くの住民が取り残され、救助要請が相次ぎました。

 轟音(ごうおん)とともに流れる大量の水。木の高さにまで達し、まるで森全体が水にのみ込まれたかのようです。その濁流は麓を襲い、町全体が水に覆われたのです。家の中にも押し寄せる濁流。急激に水位が上がったため、取り残された住民たちをヘリで救助。

 場所はオーストラリア南東部、ニューサウスウェールズ州の平野部。州都は日本人にも人気のシドニー。この街から西へおよそ300キロ離れた場所で洪水は起きました。

 雨がやむと被害の大きさが徐々に明らかに。線路は流木や土砂が覆い、川の高さが橋の高さまで達し、川との境目がなくなり、住宅地のほとんどが浸水。2階部分まで水につかり、孤立したままの家も。

 ニューサウスウェールズ州の首相:「この24時間で支援要請が900件以上。洪水関連の救出が222件あった」

 逃げる間もなく水が押し寄せたため、多くの住民が取り残されました。では、なぜ急激に水位が上がったのでしょうか。

 洪水が起きたのは主に南東部を流れるラックラン川流域沿い。その上流に位置するダム。大雨が降ったため大量の水を放水。これは通常時のダムの画像。放水量が少なく、白い岩肌が確認できます。川のそばには多くの木々が立ち並んでますが、大量の水が放水され、周辺の木々も水に覆われました。
       
 道路は寸断され、ヘリを使って救助にあたります。大量に放水され、川は一気に増水。流域沿いの町に押し寄せたのです。
 
 取り残された住民を見つけ、ヘリで引き上げます。雨はやみ晴れ間も垣間見えますが、水の勢いは止まりません。次々に住民たちをヘリで引き上げます。しかし、水の流れがあまりにも早く救助は難航。ロープを下ろし、現場に降りる隊員たち。

 農場のサイロに上り、水から逃れ、救助を待つ住民の姿も。救助用バスケットを使い、無事救助されました

 この地域は牧草地が広がっている平野部。そのため川の水位が上がるとほとんどが水につかり、町全体が浸水してしまうのです。逃げ遅れたとみられる救急車も…。

 今年だけで4度目となるの大規模な洪水が襲ったオーストラリア東部。ラニーニャ現象が原因とも現地メディアは伝えています。

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