智に働けば角が立つ情に棹させば流される
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【名言名句】
智に働けば角が立
つ情に棹させば流される意地を通せば窮屈だとかくに、人の世は住みにくい
【解説】
『草枕』冒頭に出てくる名句。人づきあいの難しさを説いたもの。世間の人とつきあうときには、頭のいいところが見えすぎると嫌われる。あまりにも情が深いとそれに流されてしまう。また自分の意見を強く押し出すと、衝突することも多く世間を狭くする。人づきあいというのは、智と情と意地のバランスを上手にとらなければならず、なかなか困難なことだ、というのである。
【作者】夏目漱石
【生没年】1867~1916
【職業】作家
【出典】『草枕』
【参考】『草枕』は、青年画家を主人公に非人情の世界を描いた漱石初期の代表作。
朗読「草枕(前篇)」夏目漱石
755,049 回視聴 2018/01/11 #朗読 #日髙徹郎
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Kusamakura,Natsume Soseki
夏目漱石「草枕」第1章から第7章まで。朗読:日高徹郎。2006年から2007年の間に収録したものです。再生3時間10分。岩波文庫2005年11月4日第100刷