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「かっぱ橋に行けば全部買える」外国人が語る“日本の魅力”(2022年10月13日)

かっぱ橋に行けば全部買える」外国人が語る“日本の魅力”(2022年10月13日)

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89,685 回視聴  2022/10/13
 水際対策が緩和されてから3日目、外国人がこぞって訪れる場所があります。東京・台東区にある「かっぱ橋道具街」。なぜ多くの外国人が惹きこまれるのでしょうか。話を聞くと日本人も知らない日本の魅力がありました。

 外国人観光客が続々と訪れ、人気沸騰中の「かっば橋道具街」。

 アメリカ人観光客:「すごいよ。ここに来るのは2回目で、もし妻が許してくれればもう1回来たい。僕はここで1週間は余裕で過ごせる。見たいものが本当にたくさんあるから」

 和食器の専門店で、外国人カップルを発見。あなたはどのように「かっぱ橋」を知ったのですか。

 メキシコから来た観光客:「包丁や皿を買うのに良い場所はないかとインターネットで検索したら、かっぱ橋に行けば全部買えるということが分かったんです」「(Q.どこから来た?)メキシコ」「(Q.なぜ日本に?)ハネムーン」

 メキシコから新婚旅行で初来日したアツアツ夫婦。その目的は、日本の食器を“爆買い”すること。

 メキシコから来た観光客:「家に友達を呼んでお寿司と日本酒を振る舞うわ。SUSHIナイト」

 え、「SUSHIナイト」。

 およそ2年半ぶりに海外からの個人旅行が解禁され、再び外国人観光客が続々と訪れている、かっぱ橋道具街

 アメリカ:「インターネットで『東京のショッピング街、調理器具』と検索。紹介サイトがあり、簡単に知ることができました」

 アメリカ人観光客が見たのは、東京の名立たる観光地が載っているサイト。「かっぱ橋道具街」は、どのように紹介されているのでしょうか。

 ライブジャパンHPから:「かっぱ橋は、調理器具を買うなら東京で一番の商店街」「東京の他の観光地と比べると観光地らしさがなく、日本の地元の人たちが、新しい調理器具を買うためにたくさん訪れている」

 海外で広く知られている観光地・浅草と、外国人に人気の「アメ横」がある上野。その間に位置する全長800メートルの「かっぱ橋道具街」には、食器や調理器具などの店がおよそ160軒、連なっています。

 和食器の専門店で出会ったのは、メキシコから来た新婚夫婦。2人は、先週土曜日に結婚したばかり。歳の差9歳の熱々カップル。

 新婚旅行で初来日した目的は、これから始まる結婚生活に向け、日本の食器を“爆買い”することだといいます。

 夫婦が手にしたのは日本酒を入れるとっくり。その訳は。

 メキシコ・妻、ベアトリスさん(22):「WE LOVE SAKE。日本に来たのは日本酒やお寿司が大好きだから。家に友達を呼んでお寿司と日本酒を振る舞う。だからこういうのを買って日本気分を味わうの」

 SUSHIナイトとは一体…。

 それが、こちらの映像。メキシコの自宅で、シェフの格好をして調理する、夫のヒルベルトさん。本物のシェフから、魚の切り方や酢飯の作り方を教わり、自分たちで作った握り寿しを、友人たちと一緒に楽しむ。それが「SUSHIナイト」。

 そのホットなパーティーをさらに盛り上げるため日本ならではの食器がそろう「かっぱ橋」を選んだといいます。

 妻、ベアトリスさん(22):「ガラスのものよりもこれの方が日本らしいと思って。私にはそう見えるの」

 おちょこや徳利(とっくり)に食器や箸置きなど合計3万2000円分をお買い上げ。

 夫、ヒルベルトさん(31):「最高の場所だね」

 妻、ベアトリスさん:「私も最高!デパートに行くよりもいいです。すごく楽しい!」

 日本でのハネムーンを満喫。メキシコに帰った後の「SUSHIナイト」も楽しみだといいます。

 包丁を手にとり、真剣に品定めしているのは、13日、来日したアメリカ人、グールドさん、30歳。

 アメリカ、グールドさん:「今持っている包丁は全部西洋式なんです。料理人ではないので。あと数本、和包丁を見せてもらえますか?」

 旅行サイトを見て「かっぱ橋道具街」を知り、ベトナムからアメリカに乗り継ぐ間の数時間を利用して、「かっぱ橋」に急いで来たといいます。

 アメリカ、グールドさん:「料理が大好きなんです」

 日本で初めて買った包丁。記念に名前を無料で刻印してもらいます。

 アメリカ、グールドさん::「グッド!パーフェクト。楽しいね!」

 購入した包丁は2本。「日本一の刃物の産地」として知られる、岐阜県関市で作られた三徳包丁とペティナイフです。

 刃渡り17センチの三徳包丁は、外国人客から、特に人気の高いデザイン。

 この波型の模様、ステンレスを17枚重ねることで、「ダマスカス」と呼ばれる、独特な形状に仕上がります。

 「刀のように見える」ことから、外国人に好評なんだそうです。

 アメリカ、グールドさん:「この先何年も使っていくものなので、この包丁で楽しい料理と思い出を作っていきたいです」

 多くの外国人観光客たちを魅了する「かっぱ橋道具街」。コロナ以前のようなにぎわいが戻る日が近づいているのかもしれません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp