「ありのままで行こうぜ」~自虐PRと期待値逆転~
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“なんでこんなに集まってくるんだよ”
大山直樹は思った。
大山は宮崎市のホテルの経営者だ。
従業員にうちのホテルのよくないところを教えてくれと言ったら、157もの意見が集まったのだ。
「全室マンションビュー(オーシャンではない)」
「客室のすきま風、窓を開けずに換気できる」
苦笑いする一方、チャンスだと思い直した。
ありのままが一番だという勝算が少しあった。
(宮崎局 玉木絢子 ネットワーク報道部 松本裕樹 芋野達郎)