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イージー•リスニングの世界 高音質CD音源

イージー•リスニングの世界 高音質CD音源

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53,591 回視聴  2022/12/13
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🟩この動画はイージー•リスニング•ミュージックの歴史そのものと言える有名楽団の共演によるポピュラー•スタンダード動画です。 
オーケストラ &プレイヤーのプロフィールを下記しますが、半数以上は故人になっており、 楽団名はその後継者や関係者によって公認されたものです。楽団の生前リーダーを中心に説明していますが、必ずしもオリジナル音源ではありませんので御了承ください。 

マントヴァーニ
 イタリア生まれのイギリス人、1951年に発足させた大編成オーケストラは、 流れ落ちる滝の音にヒントを得たという”カスケーイディング•ストリングス” 奏法で大人気を得ました。 ぶ厚いストリングスが醸し出すサウンドは、ムード=イージー•リスニングの王道をゆくこのジャンルの第一人者といわれる所以です。 

★ 101ストリングス
 101 本のストリングスを中心に、ブラスやリズム•セクションを加えた総勢140人程のオーケストラ。 メンバーはロンドン交響楽団ハンブルク交響楽団の一流ソリスト達が中心ですが、レコーディングのための楽団だけに、その実体、素顔は謎の部分もあります。 楽団のスタ ートは1950年代。 

★パーシー•フェイス
 カナダ生まれのアメリカ人、幼少の頃クラシックのピアニストを夢見たが、18才の時、手の指を火傷でダメにし断念。 ポ ピュラー音楽へ転向しました。1950 年アメリカのCBSレコードのチーフ•マネージャーに任命され、多くの人気歌手を育て上げながら彼らの歌を助ける意味で作った自分の楽団が好評となり後に独立させました。”ロマンスの女神” のニックネームのもと、マントヴァーニと同じストリングス中心のオーソドックスな演奏を披露し大活躍しました。 

★ アルフレッド•ハウゼ
 コンチネンタル•タンゴ界を引っ張って行き、彼の活動のおかげで、本来ヨーロッパ•タンゴと言うべきコンチネンタル•タンゴがイメージ的にはドイツ•タンゴの様になっています。タンゴ以外にも多くの録音があり、イージー•リスニングの見地からも多くの功績を残しました。 

★ ヘンリー•マンシーニ
 映画音楽の巨匠ヘンリー•マンシーニというイメージが強いのですが、映画音楽だけでなく、楽団指揮、ピアニストとしても優れています。映画会社で編集の仕事をした後、テレビ映画の音楽を手始めに映画の世界へ入り、成功をおさめました。ジャズ•ミュージシャンではありませんが、 “ジャズの魂” もあり、あちこちにジャージーなフィーリングが感じられます。 

★ レイモン•ルフェーヴル
 フレンチ•イージー•リスニングの代表的オーケストラのひとつです。自分のオ ーケストラをスタートさせ約半世紀の間、気品ある演奏でこの世界をリードして来ました。息子のジャン•ミッシェルに座を譲りましたが、 サウンドは不変でルフェーヴルの時代は続きそうです。 

★ ニニ•ロッソ
 イタリア生まれで高校時代からトランペット一筋。1960年にプロ•トランペッターのスタートを切り、亡くなるまで常に第一線で活躍、 ムード•トランペットの地位向上に大貢献しました。 特に日本人にとっては、日本人トランペッタ一以上に親しみを感じる人だった様に思えます。 恒例の年末来日コンサートと精力的なレコ ーディングを続けた曲の数々、そして何よりもあの人なつっこい笑顔‥‥。

★リチャード•クレイダーマン
 フランスが生んだ“ピアノの貴公子”です。バッキング•グループのピアニストや、スタジオ•ミュージシャンとして活動した後1976年にレコード•デビュー、以来とんとん拍子に売り出して“リチャード•クレイダーマン時代” となり、その流れは現在も続いています。 

★ビリー•ヴォーン
 典型的なアメリカン•ボーイだったビリー・ヴォーン は、遊びという軽い気持ちで種々の楽器をこなし、ハイ•スクー ル時代には友人達とコーラス•チームを作って歌ったりしました。 しかしやはり楽器への関心を棄て切れず1953年に楽団を結成、従来ヨーロッパ型のストリングス重視の音ではなく、サックス•セクションにポイントを置いた独特のサウンドで、イージー•リスニング界に新風を送り込みました。あまりにも個性的なサウンド故に、類似楽団が存在していません。

🟩曲目解説 
01.シャルメーヌ:1913年にハンガリーのエルノ•ラペーが 作曲、1926年のアメリカ映画『栄光』のテーマ曲に指定され(当時はサイレント映画時代、 映画フィルムと共に楽譜が配布されました)、一挙に有名になりました。 1951 年にマントヴァーニが演奏、初のミリオン•ヒット曲になりました。 

02.80日間世界一周:1956年の同名アメリカ映画のテーマ曲で、ヴィクター•ヤングが作曲しました。気球を中心にした80日間で世界一周、というのんびりした時代の “のんびり空中散歩” にふさわしい曲、同年度のアカデミー作曲賞受賞曲。 

03.夏の日の恋:1959年のアメリカ映画『避暑地の出来事』パーシー•フェイスの演奏が大ヒット、全米の主題歌で、マックス•スタイナーが作曲しました。一種のカヴァー•レコードで No.1ヒットとなりました。 

04. 真珠採りのタンゴ:フランスのジョルジュ•ビゼーの歌劇『真珠 採り』のロマンティックなアリア『耳に残る君が歌声』 をタンゴ化したものです。『ヴィオレッタに捧げし歌』 と並ぶ “ポップ•クラシカル•タンゴ” の双璧。 

05. ムーン・リヴァー:1961年のアメリカ映画『ティファニーで朝食を』の主題歌で、ヘンリー•マンシーニ が作曲、アカデミー主題歌賞に輝きました。 主演のオードリー•ヘプバーンがバルコニーでギターをつま弾きながら歌うシーンを覚えていらっしゃる方も多いことでし ょう。 

06. 枯葉:シャンソンの“大” 名曲。 1945年にハンガリー出身のジョセフ•コスマが作曲、 翌年 詩人のジャック•プレヴェールが詞を付けました。 新人のイヴ•モンタンが映画『夜の門』で歌って、曲もモンタンも共に有名になりました。 

07. シバの女王:1967年にフランスのシンガー•ソング•ラ イター、ミッシェル•ローランが発表、それなりに注目された曲ですが1968年にレイモン•ルフェーヴルがカヴァーし、本格的に知られるようになりました。 古代のアラビアの女王シバに、原題の女性をダブらせた恋の曲。 

08. 夜空のトランペット:ニニ・ロッソと言えばまずこの曲『夜空のトランペット』と言えばニニ•ロッソ・・・そんなイメージでしょう。 ロッソとグリエルモ•ブレッツアの共作で1965年にイタリアでNo.1ヒ ットになりました。 原曲名は“静寂”。 

09. スマイル:1936年のチャールズ•チャップリン映画 『モ ダン•タイムス』 の主題歌で、もちろんチャップリン自身が作曲したものです。 当初サイレントで作られた映画ですが、 再公開版に音を付ける時にこの曲は生まれました。 

10.渚のアデリーヌ:1976年 (日本では1977年)に発表されたリチャード•クレイダーマンのデビュー•ヒット曲、 トゥッサン=センヌヴィルのコンビが作曲しま した。原題は “アデリーヌのバラード”ですが、邦題の『渚』の字が曲調に合っている点にも御注目を 。

11. グリーンスリーヴス:16世紀頃からイングランドで歌い継がれてきた曲ですが、これがムード=イージーリスニングの定番になったのはマントヴァーニの“カスケイディング•ストリングス” 奏法 によるレコーディングがきっかけと言われています。『このみどり子は誰なるぞ』というクリスマス•キャロルも同じ曲です。 

12. 碧空:ドイツ•タンゴと言うよりコンチネンタル•タンゴ全体を代表する名曲と言うべきでし ょう。作曲はヨーゼフ•リクスナー、日本には 1937年頃紹介され、 戦前の洋楽ファンが もっとも熱狂した曲となりました。 

13. 酒とバラの日々:『ムーン•リヴァー』と『ティファニーで朝食を』の次ぎの年、 同じブレイク•エド ワーズ監督、ヘンリー•マンシーニ音楽で作られた同名映画は、アル中患者の苦しみをテーマにした作品でした。 そのシリアス•ドラマに付けたこの甘いバラード、アカデミ一主題歌賞2年連続受賞となりました。

14. 浪路はるかに:1937年にパーシー•ウェンリッチが作曲したものを、1957年にビリー•ヴォーンが取り上げ、 全米チャート5位まで上昇するヒットになりました。 曲も20年ぶりに陽が当りビリー•ヴォーンも一躍スターになったのです。 

15. 恋はみずいろ:フランスのアンドレ•ポップが1967年に作 曲し、当時のアイドル、ヴィッキーが歌ったものがオリジナルです。 これを翌年ポール•モーリアがレコーディング、全米No.1ヒットになって世界中が驚きました。 それをきっかけに“フレンチ•ポップス”ブームが始まったと言えます。 

16. オリーブの首飾り:これもポール•モーリア (楽団)のヒットで知られる曲で、 フランスのクロード•モルガンが作りました。 1974年から75年にかけてディスコ•サウンドの嵐が吹き荒れましたが、 その中でメロディーの美しさで売るこの曲が一際目立っていました。

17. 魅惑の宵:1949年のブロードウェイ•ミュージカルで、 1958年には映画化された『南太平洋』のナンバーで、リチャード•ロジャースが作曲しました。 カヴァーですが、マントヴァーニの演奏はこの曲の決定盤と言われる程の見事さで、 この再録でもカスケイディング•スト リングスの魅力がよく発揮されています。 

18. 星空のブルース:ドイツのベルト•ケンプフェルト楽団が演奏して、同楽団の存在を広く世界中に知らしめた曲です。 1959年(出版登録は1960年) にクラウス=ギュンター•ノイマンが作曲しま した。 ケンプフェルト楽団のレコードで、チャーリー•タボールのトランペットがフィーチュアされていたところから、 ポピュラー•トランペットの定番になりました。

🟩プレイリスト
01. 00:00 シャルメーヌ/マントヴァーニ・オーケストラ
02. 03:34 80日間世界一周/101ストリングス
03. 06:46 夏の日の恋/パーシー・フェイス・オーケストラ
04. 09:32 真珠採りのタンゴ/アルフレッド・ハウゼ・タンゴ・オーケストラ
05. 13:05 ムーン・リバー/ヘンリー・マンシーニ・オーケストラ
06. 15:28 枯葉/パーシー・フェイス・オーケストラ
07. 18:43 シバの女王/レイモン・ルフェーブル・グランド・オーケストラ
08. 21:50 夜空のトランペット/ニニ・ロッソ
09. 24:54 スマイル/マントヴァーニ・オーケストラ
10. 28:11 渚のアデリーヌ/リチャード・クレイダーマン
11. 30:52 グリーンスリーブス/101ストリングス
12. 33:17 碧空/アルフレッド・ハウゼ・タンゴ・オーケストラ
13. 36:48 酒とバラの日々/ヘンリー・マンシーニ・オーケストラ
14. 40:08 波路はるかに/ビリー・ヴォーン楽団
15. 42:12 恋はみずいろ/リチャード・クレイダーマン
16. 44:01 オリーブの首飾り/レイモン・ルフェーブル・グランド・オーケストラ
17. 47:15 魅惑の宵/マントヴァーニ・オーケストラ
18. 50:42 星空のブルース/ニニ・ロッソ