ワクチン効果と安全性 実社会では?検証に挑む
ワクチン効果と安全性 実社会では?検証に挑む
2021年以降進められてきた新型コロナのワクチン接種。
ワクチンを打ったあとに、発熱やけん怠感などの副反応が出たという人は多いと思います。
ワクチンを打ったあとに症状が出たのだから、ワクチンが原因で起きたと考えるのは自然なように思えますが、本当にワクチンによるものなのかどうか正確に調べるのは実はそう簡単ではありません。
どうして難しいのか。どのようにして調べればよいのか。
その課題に挑み、検証システムを開発した研究者がいます。
取材すると、日本の立ち遅れが見えてきました。
ワクチンの副反応・効果 調べるのは難しい
ワクチンは実際に人に投与する臨床試験を経て、安全性や有効性が検証された上で承認され、使われています。
しかし、ワクチンを臨床試験とは比べものにならない人数が接種するようになると、接種したあとに、臨床試験ではみられなかった症状が見られるようになることがあります。
ただ、それが本当にワクチンによる副反応なのかどうかを見分けるのは簡単ではありません。ワクチンを接種した人の情報しか分からないことが多いためです。