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【独自】「過去にも2人殺害した」容疑者 SNS接触女性に告白か…札幌・女子大学生遺棄【もっと知りたい!】(2022年10月13日)

【独自】「過去にも2人殺害した」容疑者 SNS接触女性に告白か…札幌・女子大学生遺棄【もっと知りたい!】(2022年10月13日)

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62,805 回視聴  2022/10/13
 札幌市の女子大学生死体遺棄事件で、逮捕された容疑者と実際に会ったという女性に話を聞くことができました。男は「過去に2人殺害したことがある」と打ち明けていたことが分かりました。

SNSで知り合った女性「ナイフ10本以上あった」

 容疑者とみられる男性とSNSで知り合った女性:「小野さん(容疑者)は、海外で傭兵(ようへい)していたことがあったみたいで。自分は何人も人を殺してきているから、自分が生きていくうえで、もうできることは死にたがっている人を助けてあげることでしか、もう役に立てないからって、結構言っていた」

 こう話すのは、女子大学生の遺体を遺棄した疑いで逮捕された小野勇容疑者(53)の自宅に行ったことがあるという女性です。

 4年前、当時、悩みを抱えていた女性は、自殺の手伝いをするという小野容疑者に相談するため、自宅を訪れ、1泊したといいます。

 女性:「玄関入って、1DKみたいな部屋なんですけど。部屋の一番奥にベッドがあって、横にテーブルがあって。あとは、ぬいぐるみだとか、ナイフ類とかを結構ザラッと散らかっている感じに置いてる。物の多い部屋でした」「(Q.ナイフは何本くらいあったんでしょうか?)多分、10本以上はあって。サバイバルナイフとかですね。戦闘用に使うような」

 女性が小野容疑者と知り合うきっかけとなったのは、ツイッター。女性がやり取りしていた、小野容疑者のものとみられるアカウントについては、警察も把握していて、現在、裏付け捜査を進めています。

■「過去にも2人殺害した」SNSで告白か

 女性:「(Q.どうしてこの小野容疑者と接触しようと思ったんですか?)結構、頻繁にDMでやり取りしてたんですけど、自殺志願者っていうんですかね。『死にたがっている人を殺すお手伝いはできますよ』っていうのを話してて。それで実際どんなものかなと思って、お話してみようと思って会いましたね」

 小野容疑者の自宅まで行ったものの、自殺を思いとどまった女性。その後、連絡を絶っていましたが、今年6月、ツイッターのダイレクトメッセージを通じて再び連絡を取ったところ、小野容疑者から「過去に自殺の手伝いを依頼してきた女性を殺したことがある」と明かされたといいます。

 女性(札幌市在住の30代):「お手伝いした人って、室内で首とか絞めたりしたんですか?」
 小野容疑者とみられる男性:「睡眠薬で深く眠ってもらってから、首の後ろの急所を刺して殺しました。捕まりたくないから、遺体は処理しましたよ」
 女性:「そしたら、その人って行方不明のままみたいな感じですか?」
 小野容疑者とみられる男性:「行方不明扱いですね。遺体がないと、今の法律では裁けないので」

 女性:「本人が『人生をいつでも終わりにしたい』みたいなこと言ってたんですけど。『死体さえ見つからなければ、殺人にはならない』みたいなことを言ってて。しかも、『警察には捕まりたくない』みたいなことを言っていたんで、ちょっと自分勝手な人だとは思いましたね」

■「遺体埋めるのは秋がベストかな」

 自殺するにはどの時期が良いのか、女性が尋ねると…。

 小野容疑者とみられる男性:「真夏にならなければ。傷むの早いんで」
 女性:「そしたら寒い時期のほうが良さそうですね」
 小野容疑者とみられる男性:「秋がベストかな。冬は埋められないので」
 女性:「埋めたりもするんですね。市外の山の中とか行くんですか?」
 小野容疑者とみられる男性:「場所は内緒だけど、処理した遺体の一部や骨とか埋めます」

 女性:「夏場は腐敗が早くなるので、あと冬になると、北海道は土が凍ったりするので、遺棄しづらいから秋ぐらいがちょうどいいみたいなこと言ってましたね。実際に、私も(自殺の手伝いを)依頼しようと思ってたんですけど、病んでるアカウントの人と接触してみたりして。そうやって、『何人もやった(殺した)』って色んな人に言ってたみたいなんで。いずれ捕まるだろうなとは思ってましたね。思ったより早く捕まったという印象です」

 およそ2週間前、小野容疑者から最後に「人間、一度闇側になっちゃうと、なかなか光側に戻れないですよ」とメッセージが届いていました。

■女子大学生「友達と待ち合わせしている」

 そして、大学生・瀬川結菜さん(22)の遺体を遺棄したとして12日、送検された小野容疑者。

 小野容疑者(警察への取材):「SNSで瀬川さんと知り合った。事件前にも会ったことがある」

 小野容疑者は、室内で瀬川さんの首を絞めて殺害したこともほのめかしているといいます。

 また、その後の警察への取材で、3日に瀬川さんが自宅を出る際、家族に対して「友達と手稲で待ち合わせをしている」と話していたことが新たに分かりました。

■“2人殺害”発言「本当かなと思った」

 瀬川さんが行方不明になって以降、小野容疑者は事件との関連をうかがわせる投稿をしています。

 小野容疑者のものとみられるツイッター:「ちゃんと供養する」「人の道ってどこだったっけ?また踏み外しちまった」「僕なんかを信じてくれて手伝わせてくれた人たちには感謝してる。ひとり増えて、3人になった」

 人の道を“また”踏み外したと書き込んでいた小野容疑者。

 過去に自宅に行ったことがあると話した先ほどの女性にも、今年6月、自殺志願者を睡眠薬で眠らせてから殺害し、遺体を遺棄したことを打ち明けていたといいます。

 女性:「私が遊びに行った家?いつごろの話ですか?」
 小野容疑者とみられる男性:「2人ですが、2人とも女性です。3年前です」
 女性:「若い人ですか?対価とかもらって、やるんですか?」
 小野容疑者とみられる男性:「2人とも本州の人でした。報酬はいらないけど、処理にかかる薬品代だけはもらいましたよ。5万円もらいました」
 女性:「5万円払う以外に、何か他にやることってありますか?」
 小野容疑者とみられる男性:「捜索願いが出ないように工作してもらうかな。僕とのやり取りはすべて消してもらったうえで、アカウントを消してもらいます」

 小野容疑者は「3年前に2人の女性を殺害した」と、女性に告白したというのです。

 女性:「(Q.“以前2人殺害した”発言についてはどう考えていますか?)結構、自分は人を殺したことがあるみたいなことを自慢げに話したりする人っていると思うんですけど。やり取りしてて、かなり細かいところまで言ってきたので。私は、それは本当かなと思いましたね。あと私と2018年に会った時点で、本名も教えてくれてたんで、フェイスブックも見られる状態だったので」

■“心優しき死神”容疑者とみられるSNS

 SNSを使って自殺志願者を探していた可能性も出てきた小野容疑者。

 女性:「(Q.SNSで自殺幇助(ほうじょ)をしている方は他にいる?)座間(市)の事件ぐらいしか知りません」

 女性が語った「座間の事件」とは、2017年に神奈川県座間市で、男女9人が殺害された事件です。実行犯である白石隆浩死刑囚(32)は、判決が確定しています。

 白石死刑囚は、「首吊り士」というツイッターアカウントで、自殺志願者の女性を集め、自宅で殺害していました。

 女性:「座間の事件は、快楽殺人みたいだなというふうに思ったんですけど。ただ、小野容疑者との会話では、快楽殺人っていう感じでやってるわけではないようでした。あくまで本人の了承を得たうえで、結構、小野容疑者に依頼してくる人が多いみたいなんですけど。自殺幇助だとしても、人の役に立ちたいみたいな感じのことを言っていました」

 プロフィール欄には、「人殺し」「心優しき死神でありたい」といった文言が並んでいた、小野容疑者のものとみられるアカウント。

 警察は、小野容疑者と瀬川さんと知り合った経緯などについて調べを進めています。

(「グッド!モーニング」2022年10月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp