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【解説】コロナ&インフル“同時接種” ワクチン副反応や安全性…大丈夫?(2022年11月10日)

【解説】コロナ&インフル“同時接種” ワクチン副反応や安全性…大丈夫?(2022年11月10日)

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 紅葉とともに、久しぶりに“あのシーズン”もやってきます。

 40代・システムエンジニア:「(Q.今年の忘年会は?)飲みに行きたい声がいくつも上がってて、居酒屋でお酒でも飲みながら忘年会」

 ただ、“第8波”と言われるなか、慎重論も根強くあります。

 80代・研究所勤務:「(Q.今年、忘年会はやる?)いいえ。つばが飛ぶでしょう。しゃべるから。そういうのは避けたい。(第8波は)当然、来るだろうとしか思っていない」

 20代・馬の調教師:「今年は多分やらないと思う。休めるんですけど、ほんとに人出が足りなくなっちゃう」

 期待感と慎重論のなか、こんな折衷案もあります。

 外国人でにぎわうのは、江戸の風情を今に伝える屋形船です。隅田川を2時間半ほど周遊するコースは1万1000円から。

 江戸情緒を味わいながら、天ぷらやお造りなど秋の味覚も堪能できます。行動制限もなくインバウンド需要も増加し、去年とは比べ物にならないほど予約は好調です。

 船清・伊東陽子女将:「(去年は)11月8日全部キャンセル。(今年の予約は)すごくいい。外国人多いけど(一日)4、5席入っている」

 この日もロサンゼルスから来日した夫婦が乗船。

 ロサンゼルスから来た夫婦:「私が選んだんです。彼に変わった経験をさせたくて。彼はハワイ系の日系人

 紅葉を見に来日。妻の提案で屋形船に乗りました。

 ロサンゼルスから来た夫婦:「雰囲気がね全然違って、こういうの良いんじゃないですか、変わっていて。そして、これは日本でしか経験できないからね」

 日本の感染対策についても好意的です。

 ロサンゼルスから来た夫婦:「日本に来た以上、日本のルールに従わないとね」「日本の人たちは皆、素晴らしいですよね。ちゃんとマスクをして」

 一方、日本人のなかには「感染が拡大する前に」という人もいました。

 配送業(70代):「多分この後、取れないでしょう。こう(陽性者が)増えているもんね。もう(忘年会は)やらないと思いますね」

 配送業に従事する男性。「早めの忘年会」として屋形船を選びました。

 配送業:「寒くなったら、また増えるという話なので、だったらと友達が11月の『今頃の時期が良いんじゃないの』と。これから寒くなるでしょう。やっぱりコロナ怖いですから」

 船清・伊東陽子女将:「コロナ感染が拡大する前に来てしまおう、会社の方の行動制限が出る前に来ようというお客様もいる」

 その忘年会もコロナ前と同じというわけにはいかないようです。

 船清・伊東陽子女将:「本当に少ない人数でなら会社がOKしているということらしい。9人まで良いよという会社もあるし、5、6人しか駄目だよというところもあるようなので」

 ようやく客が戻りつつある屋形船。とはいえまだ、予約状況はコロナ前の6割ほど。書き入れ時の師走を前に、ただただ収束を祈るばかりです。

 船清・伊東陽子女将:「屋形船は窓もすぐ開きますので、今は少しずつ開けて走行しています。換気も十分するようにしながら、舟遊びを楽しみ頂けたらと思っています」

 人々の願いとは裏腹に、全国各地の感染者数は増加を示す赤色の地域が目立ってきました。

 新型コロナ政府分科会・尾身茂会長:「北海道もそうだが、感染拡大傾向明らか。『新しい波』に入りつつある」

 9月23日以来、3000人を超えた千葉県。第8波の言葉が出てきました。

 千葉県・熊谷俊人知事:「少しずつ増加のペースが速まっていると受け止められているので、『第8波に入ったと言っていい』かと、緊張感を持って臨んでいる」

 黄色信号がともされた大阪。当面、行動制限はせず、旅行支援も続ける方針です。

 大阪府・吉村洋文知事:「黄色信号ついておりますけども、この『いらっしゃいキャンペーン』を停止するということはしません。コロナと共存していくということも、これから重要になってきますので、この販売は途中で停止するということはやりません」

 波が起きる度に過酷な状況にさらされる医療現場。

 ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「新型コロナに関しては先週、先々週から件数が増えてきた」

 コロナ最前線を担う医師。気掛かりな感染があるそうです。

 ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「一番問題なのはコロナ、インフルに同時感染、あるいは片方に感染した直後にもう一方に感染する状況を重複感染。“フルロナ”という言い方で呼ぶことも」

 コロナとインフルエンザに同時感染する「フルロナ」と呼ばれるケースです。

 イギリスの研究チームによりますと、コロナ感染者のうち3.2%がフルロナだったというデータもあります。

 コロナだけの患者に比べ、死亡する確率が2.35倍高かったというデータもあります。

 同時感染した男性に話を聞くことができました。

 コロナとインフルエンザ同時感染した人(30代):「職場でクラスターが発生して巻き込まれた」

 今年1月、喉の痛みを覚えて発熱外来を受診した男性。医師から、こう告げられました。

 コロナとインフルエンザ同時感染した人:「『あなたはインフルエンザにも感染しています。コロナにも感染しています』と普通に言われた。淡々と」

 男性が受け取った書類。病名にはコロナとともにインフルエンザの文字が記されています。

 コロナとインフルエンザ同時感染した人:「昔からのかかりつけ医に連絡したが『聞いたことがない』と言われた。未知の症状・感染者だったので不安だった」

 男性は幸い入院することができましたが…。

 コロナとインフルエンザ同時感染した人:「飲み物も飲み込むのがきつい症状が2日ほど続いた」

 ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「後に発症した方がより症状が重く出て、体力の低下を招いて重症化する報告が散見される」

 インフルエンザはオーストラリアで去年、おととし流行しませんでしたが、今年は流行の兆しを見せています。

 ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「(インフルエンザの)数はとても多いと報告が出ている。今年は規制緩和で海外の往来も活発に戻りつつある。インフルエンザが日本に流入してくる可能性は十分高い」

 まだデータが少なく、対処法も定まっていません。

 ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「ガイドライン・標準治療が定まっていないので、今まさに我々がその知見を集めている状況」

 その鍵となるワクチン接種。東京都は、大規模接種会場の様子を公開しました。指定された地域に住む高齢者を対象にインフルエンザとコロナワクチンの同時接種もできます。

 同時接種した人:「インフルエンザ打ってからコロナにしようかと思っていたら、コロナが来たから同時に打った。めんどくさくなくていい、いっぺんで済ませれば。あと飲み屋にも行けるから」

 ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「一般の人にはワクチンを打つことでインフル・コロナに関しても重症化を抑制していく姿勢でいることが非常に重要なのではないかと情報発信をしている」

 同じ日に2つのワクチンを接種した場合、気になる副反応は…。海外で発表された最新データから紐解きます。

 新型コロナとインフルエンザが両方、同時に流行していると言われているなかでワクチンの同時接種について解説していきます。安全性は大丈夫なのでしょうか。また、どうやって“同時”に接種するのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp