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【解説】世界が認める“日本の空港” コロナ禍で変化も…移動拠点から“楽しめる目的地”に

 

【解説】世界が認める“日本の空港” コロナ禍で変化も…移動拠点から“楽しめる目的地”に

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日テレNEWS
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9月20日は「空の日」。航空の安全と発展を目指して、各地でさまざまなイベントが行われる日ですが、実は「世界の空港ランキングトップ10」に、日本の空港が3つも入っています。

◇世界一の空港は
◇乗らずに遊べる空港
◇意外すぎる使い方

以上の3点について、詳しくお伝えします。

■「世界の空港ランキング」 トップ10に日本の空港が3つもランクイン!
「世界の空港ランキング」とは、イギリスの航空関連の格付け会社「スカイトラックス」が顧客満足度調査をもとに、ターミナルの快適さや、レストランの充実度、空港スタッフのサービスなどの指標で評価したものです。今年はその総合ランキングのトップ10に、3つも日本の空港が入りました。

1位 ハマド空港(カタール
2位 羽田空港(日本)
3位 チャンギ空港シンガポール
4位 成田国際空港(日本)
5位 仁川空港(韓国)
6位 シャルル・ド・ゴール空港(フランス)
7位 ミュンヘン空港(ドイツ)
8位 イスタンブール空港(トルコ)
9位 チューリヒ空港(スイス)
10位 関西国際空港(日本)

1位のカタール・ドーハにある「ハマド空港」は、快適さや店の充実などが「総合的に素晴らしい」と評価されました。また、部門別のランキングで、羽田空港が「最も素晴らしい」とされたのが、空港内の清潔さや快適さです。「清潔な空港部門」で、“7年連続世界1位”を獲得しています。

そして、惜しくもトップ10は逃しましたが、12位に愛知県の「中部国際空港」も選ばれています。

■コロナ禍で空港に変化…飛行機に乗らない人も利用できる場所に
日本には97もの空港があります。コロナ禍が長期化する中、思うように旅行や出張に行けず、空港を利用する機会が減っていると思いますが、実は、このコロナ禍にあちこちの空港がリニューアルしています。

2020年には、大阪の伊丹空港が約50年ぶりにターミナルも改修し、グランドオープンしました。飛行機に乗らない人も利用できる保安検査場前のエリアにも新店舗をオープンするなど、地域の人たちが日常的に利用できる空港へと生まれ変わりました。

そして、世界の空港ランキング12位の中部国際空港の複合商業施設も去年、リニューアルしました。無料エリアを充実させ、「ボーイング787」の初号機の展示をメインに、その周りにはアスレチックや滑り台など、子供向けの遊具を新たに設置しました。ファミリー層をターゲットに、空港の利用者を増やしたい考えだということです。

■小さな地方空港もリニューアル 「JAXA」が協力も
そして、小さな地方空港も頑張っています。今年4月には、佐賀空港もリニューアルオープンしました。

やはり、佐賀空港も「飛行機に乗らなくても楽しい施設」を目指し、1日遊べる空港にしたということです。どのような内容かというと、誰でも無料で利用できる待合スペースには、「JAXA」協力の「SPACE PARK(スペースパーク)」をオープン。地元の小中学生が、空港に来るきっかけにしたいということです。

さらに、レストランやお土産売り場を充実させて、他の人へのお土産だけではなく、自分用のお土産になるようなものを置くようにしているそうです。感触としては、県外よりも県内からの利用者が増えたと感じているということです。

■専門家のおススメは「福岡空港」 アクセス良好で滑走路が見えるビアガーデンも
さらに、空港はただの移動拠点ではなく、「空港自体で楽しめる目的地」にもなりつつあります。

そこで、専門家におススメの空港を聞きました。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんによると、一番のおススメは「福岡空港」だということです。展望デッキが広くて滑走路にとても近く、飛行機を間近で見られるそうです。また、滑走路が見えるビアガーデンもあり、ビールとともにご当地グルメ、そして飛行機も堪能できるということです。

その福岡空港は、都市部とのアクセスの良さも魅力で、博多駅から空港まで地下鉄で5分で移動できるそうです。

また、穴場としては、島根県の「萩・石見空港」もあるといいます。1日2往復しかない便数の少なさを活かして、滑走路でマラソン大会を行ったり、結婚式を行うなどして、飛行機に乗ることが目的ではない利用者の増やし方を目指しています。

■コロナ禍で「地元と共存」が重要なテーマに 空港そのものにレジャーの要素を充実
鳥海さんによると、「各地で続々と空港の運営を民間に委託する動きが進んだことで、玄関口として旅行者を呼び込むだけでなく、空港そのものにレジャーの要素を充実させることで、地元の人にいかに楽しんでもらうかを重視するようになった」ということです。

加えて、コロナ禍で旅行客が減ったため、「『地元と共存』することが重要なテーマになった」ということです。

     ◇

23日の「秋分の日」から、また3連休という方も多いと思います。観光地などに旅行に行くのもおススメですが、目的地を身近な空港にして、飛行機を眺めたり、空港そのものを堪能してみるのもいいかもしれません。
(2022年9月20日放送「news every.」より)