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ヤフー知恵袋とQuoraの違うところは何ですか?

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ヤフー知恵袋とQuoraの違うところは何ですか?

Kotaro Hanawa

ヤフー知恵袋(以下:知恵袋)とQuoraはとても似た目的を持ったサイトです。どちらもQ&Aサイトであることです。ただし決定的な違いが2点あります。それはソフトウェアの洗練度とコミュニティーの洗練度です。

まずはいわばインフラであるソフトウェアの違いを私個人が気づいた点を挙げてみます。私はプログラミングのプロでもアマチュアでもないのであくまで素人視点による参考程度にと思って読んでください。

第一、Quoraは自身が入力した文章をきわめて便利に編集してくれます。例えば今利用している黒点のリストもQuoraが自動でしてくれたものです。このような自身の文章を簡単に見やすくする工夫は知恵袋には存在しません。
第二点としてあげられるのがサイト自体が高度で正確な、かつ役に立つ情報を利用者に届けるシステムが極めて高度に洗練されていることが推測されることです。私の個人的な経験を踏まえますとQuoraは自分が書いた回答の質を評価する人工知能が備わっているように思えます。例えば長い文章が基本的に好まれ、上位のほうに表示されると思いきや、短く的確な回答が最上層に表示されることもあります。このような複雑なシステムは私の経験上知恵袋に名存在しないように思われます。したがって女子高生の性的な話やくだらない芸能人の不倫問題など同じようなものばかりがコンスタントにトップにあふれかえることがめったに起きません。(最も英語版Quoraでは最近そのような風潮が出始めているような気がして不安にはなりますが…)
第三点としてすでに公開された回答に対して第三者が修正なり改善なりを提案することができることです。これによって言葉が上手でなかったり素人であっても周りの協力で質の高い回答を表現することができます。知恵袋にはそうした提案機能もなければ途中で回答を編集する機能すらありません。一度公開したらそれきりでどうしようもできません。しかも削除すらできないなんて最悪です。
第四点にコメント欄に洗練された議論ができるようになっている点です。単にベストアンサーに対する感想でなく、その回答に対する白熱した議論ができる場が設けられている点は知恵部うろとの大きな違いです。
コミュニティーの洗練度も極めて重要な違いがあります。むしろこちらの違いのほうが重要でしょう。

第一に回答者は原則実名投稿が義務付けられています。これは違反している疑いがある場合身分証明書の提示が求められることがあるほど厳格に施行されています。したがって回答者はより信頼できるソースになります。知恵袋には一切そうしたしばりはありません。むしろ実名にするほうが返って身を危険にさらすことになるのでほとんどの人がペンネームを使います。
第二に回答者の多くが何らかの肩書を持っています(私は別ですが)。ユーザーの中には著名人やその業界でのパイオニアや巨人などめったに話を聞けない方々から思いがけない回答が返ってくることがあります。知恵袋の空気ではそのような方々は回答しにくいでしょう。
第三にきわめて細かいルールやガイドラインがありそれらを厳格に施行し取り締まる強力な組織と人工知能が存在します。彼らの行いには賛否両論ありますが、彼らの活躍により独特の信頼性のある空気が保たれます。知恵袋とQuoraの雰囲気はソマリアシンガポール並みに違います
第四にそもそも利用客層が根本的に違うか、または違う目的で来ています。知恵袋はもはや雑談用のサイトになりつつあります。また質問しても極めて無礼であったり脅迫じみた怖い回答が返ってくることが多く使うことすら勇気がいる状態になっています。中でも一番困るのが何もしていないのになぜか非難される回答が返ってくることです。使うだけで心がズタズタです。しかしQuoraでは純粋に知的財産を増やしより充実させていく純粋な動機がある者たちが利用しているように思います。役に立たない回答は自然淘汰されるばかりでなく、そうした回答をかく利用者の割合も絶対的に少ないです。ただし先ほどもお伝えしたように最近は若い新規利用者たち(自分も含め)の暗躍により全体的なコミュニティーの質の低下が懸念されています。こうした状況からQuoraと知恵袋の違いをより明確なものにするかしないかは私たちユーザー次第なのかもしれません。
大変乱雑な回答失礼しましたが、これが素人目線から見た知恵袋とQuoraとの違いです。