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【名著】甘えの構造|土居健郎 手遅れになる前に知っておきたい、「甘え」の重要性

 

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「甘え」が失われた社会に
「甘やかし」と「甘ったれ」が蔓延している。
変質しつつある日本社会の根底に横たわる危機を
鋭く分析した書下し論考<「甘え」今昔>を加えた増補普及版!

----いまこそ読まれるべき不朽の名著

●1971年の刊行以来名著の名をほしいままにしてきた本書は、三十数年後の
今日も読み継がれている古典です。
 本書で著者は「甘えるな」というありきたりの処世訓を説いたのではな
く、日本社会において人々の心性の基本にある「甘え」「甘えさせる」人間関係
が潤滑油となって集団としてのまとまりが保たれ、発展が支えられてきたこと
を分析して見せたのです。

 しかしその後日本の社会と文化は大きく変質し、油断ならない、ぎすぎすし
た関係を当然とする社会風土が形成されてきました。それはすなわち、良き「甘
え」が消失し、一方的な「甘やかし」や独りよがりの「甘ったれ」が目立つ世の
中になったことも意味するのです。

 いまこそ、本書を通じて、なぜかくも生きづらい世になってしまったの
か、日本社会はどうあるべきなのかをじっくり考えてみましょう。

 

内容(「BOOK」データベースより)
親しい二者関係を基盤とする「甘え」の心性が失われ、無責任な「甘やかし」と「甘ったれ」が蔓延しています。変質しつつある日本社会の根底に横たわる危機を分析した書下し論考“「甘え」今昔”を加えた新増補版。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
土居/健郎
1920年東京に生まれる。1942年東京大学医学部卒業。1950年‐52年アメリカのメニンガー精神医学校留学。1955年‐56年アメリカのサンフランシスコ精神分析協会留学。1961年‐63年アメリカ国立精神衛生研究所に招聘。1957年‐71年聖路加国際病院精神科医長。1971年‐80年東京大学医学部教授。1980年‐82年国際基督教大学教授。1983年‐85年国立精神衛生研究所所長。現在、聖路加国際病院顧問。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)